夏の痴漢

2009年8月27日 日常
久々の混んだ電車。

もう夏も終わり?って思ってたけど、
やっぱりまだ暑い。

そんな時に超イヤな痴漢にあった。


汗でベトベト。
とにかく不快な臭いを放つ電車内で。

最悪。



この痴漢、
オドオドと近づいてきた。

そしてなんとなく体をくっつけてくる。

最初は気のせい?って思ってたんだけど、
やっぱり近い。
不自然な程に近寄ってきてる。


その男はやせ型。
容姿は普通。
キモくないがイケメンでもない。

こういう普通の男が怖い。
・・・と感じた。


鼻息が荒くなり、もぞもぞ両手で荷物を持ち直す。



なんとなく。

なんとなく、私のわき腹や腰の辺りに手を当てる。


私はその中途半端さが気持ち悪く、
でも公共の場だったから大人しくしてた。

だんだん込み合う車内。
その男と離れるどころか、どんどん奥に追いやられる。


周りを見る余裕も生まれず、
とにかく我慢をした。

「触ってる」

という確信がまだまだ薄いのだ。


なんとなく電車の揺れが激しくなった時、
私は体をちょっとだけその男にもたれてみせた。

するとそれが合図になったか、
男は私の臀部を軽く掴んだ。



快感など生まれず、
不快感が頂点に達した。





「やめて」






思わず男の目を見てキツク言った。




私の声は意外に大きく響いた。



周りの男性たちが、

「痴漢だよ。ここ、痴漢!!」

と言い始めたら、その男はジリジリ他へ移動を始めた。





無言で。

あたかも、「自分ではありません」って感じで。



イヤだったなぁ。



気分が悪くなって思わずしゃがみそうになった。






「大丈夫ですか?」

と数人が声をかけてくれた。

良かった。。。





いつもの駅よりもずっと手前で降りて、
あとはタクシーで帰宅。



帰ってからは私の潔癖症がムクムク起き出し、
即効シャワーし、
部屋中掃除機をかけ、
洗濯機を回し、

あっちこっち片付けた。






やっとほっとした所で痴漢の事を思い出す。

痴漢も一人の男なんだろうけど、
すごい勇気があるものだ。

どんな気持ちなんだろうか。




今回は逃げられたけど、
いつか捕まると思う。

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